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SIRBINE

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これまたちゃんと撮影していないので、まともな画像が残っていないんですが、ブスジマックス サーバインです。はい^^

2017年にウェーブさんから発売の商品ですから、デザイン画に忠実な造形なんだろうと思っていたところが、あ・な・た!

なかなか・・・いやいや。かなりの毒島節フルスロットルの造形でして

禍々しくはちきれんばかりの自我を何とか甲冑の中に封じ込めたような異形の存在感漂う、

期待をまったく裏切らないブスジマックス。さすがです。

時系列的には、オージェアルスキュル完成の後にキュベレイに進みまして決着し、

その後すぐ半年くらいの期間で一気に塗り上げた、自分的にも異色のジャンルの一騎です。

​ちょっとこのサーバインに関しては、何かとエピソードが多いので、いつものごとく経過画像交えて進みまするmm

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毒島さんがデジタル造形にシフトしたこともあって、本作もデジタル全開です。

​商品仕様も今や主流となってる感のある、カラーレジンキャストです。彩度高めで透明感があって新鮮でっす!

組んですぐに驚かされるのは、その組み易さ!なんと真鍮線で軸打ちせずに自立しますし

​時間にして30分もあれば、立たせることが出来ます。この基礎工作負荷の少なさはうれしいです。

各パーツもタミヤさんでいう【パチピタ】な印象で、各パーツの接続軸の径や位置は練られております。

パーツ数も少なくシンプルな構造なので、強度があって安定感抜群です。

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サーバインと言えば、金紋なわけですが、塗ってみると分かる、その塗り分けやすさ!

これまた毒島氏の気配りで、金紋モールドに沿って浅いスジボリが入ってまして、墨入れすると「びしっ!」と引き締まった仕上りになります。

ちなみにわたしは、墨入れせずにマスキングと筆塗りで仕上げちょります^^ 金も黒の下地塗り無しです。
点在するピンクの宝玉は、透明レジンパーツになってまして、良いアクセントになってます。こういう細部のこだわりはさすがです。

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世は相変わらずの新商品ラッシュが継続している様子で、ザブングルやらバイファムやらパトレイバーやら挙げれば切りがありませんが

80年90年代のメカキャラたちが、現在の技術で次々にリリースされては消費されてってるようです。

わたしの場合、ザブングルとダンバインはちゃんと放映を観てましたし、多感な中学時期でしたから、物語が芯に刻まれてる感じがします。

だから未だにオープニングとエンディングを聴いちゃうと条件反射のようにグッとくるんですw

ただ、サーバインはOVA作品でしたし、発表時はもう他の作品に興味が移っていたものですから、作品は見ておりません。

ですので、サーバインの物語の設定や立ち位置もあまり理解してません。

​ですからまたしても、その辺りから知識を仕入れてつつ、カラーリングに反映させていきました。

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パーツひとつひとつは結構大きめで厚みも取ってあり、パーツ数も多くはないので、

組み易さも手伝って、塗りに集中できるキットだと思います。

もっともわたしはオーラバトラーなんて塗るの中学以来ですから(^^)、

面の豊かさをそのまま生かしたサフレスの軽いパール仕上げにしました。

クリアーコートは場所によってツヤ加減を変えたくらいの超初心者仕上げです。

本格派の方々の塗りにも十分応えてくれる超グラマーな体躯ですので、長年の愛をぶつけるには最高のキットです。

製作上の注意点は、唯一、本体と背面コンバーターの接点が狭くやや細いため、強度を保ちつつの軸打ち作業となります。

ここは折れやすそうなので慎重に進めた方が良いと思います。

あと胸部透明レジンハッチ上面に紋があるんですが、ここ割れ破損防止の為、開口されておりません。

ただ、はめ込むパーツがあるため、硬い透明レジンを割らないよ~うに開口する関門がありますので、お楽しみください^^

サーバイン=ダンバインという印象しか持っておりませんでしたが、全く別物でしたし、組み進めば進むほど、

サーバインの原型を毒島さんに委ねたウェーブさんの心意気も理解できました。

やっぱりこういうキャラクターは、技術とセンスが必要ですが、それ以上の愛情や執着のある方が原型を作られると、

化学反応が起こってこのような素晴らしい商品に昇華されます。

こういう出会いがあるからこそ、やめられないんですよね~

いつかオリジナルのダンバイン 作る機会が来るのを待ちたいと思います。

 

サーバイン作例 https://www.hobby-wave.com/products/ao028-ao039/

 

 

 

2020年の5月前後完成​                     back

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